「F’sコラム」カテゴリーアーカイブ

油断大敵!!その油・・いいもの?悪いもの?(1)

「脂質(油)」はヒトにとって必要な栄養素の一つです。そして栄養素と同じように、油もそのバランスが大切なのです。

脂肪酸

油は、脂肪酸として幾つかに分類されており。
常温で固まるものを『飽和脂肪酸』、固まらないものを『不飽和脂肪酸』に分けられます。飽和脂肪酸は、炭素の結合量で短鎖、中鎖、長鎖脂肪酸に分けられ、短鎖脂肪酸の多くは腸内細菌により酪酸、酢酸などとして産生されます。

中鎖脂肪酸(MCTオイル)は、優れた消化吸収能力を持ち、過剰脂質になる心配がなく、エネルギー源としても活用できます。控えたいのは体内で固まりやすい長鎖脂肪酸で動脈硬化や高脂血症などの生活習慣病の一因になります。(つづく)

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たいせつなのは炭水化物じゃない

ご飯やパン、麺類など普段主食として摂り入れている炭水化物ですが、摂りすぎると使われない余剰ブドウ糖が中性脂肪を増進させ、コレステロール値を高め、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を招き、少なすぎても脳や神経系統へのエネルギーが不足します。

エネルギー産生栄養素バランス
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「日本人の食事摂取基準(2015年版)研修会」の資料より

厚生労働省の指針では1日の総エネルギーの50~65%以内を炭水化物の摂取目安として設定していますが、大切なのはタンパク質、脂質とともにバランスよく摂取すべきと注釈があり、脂質については質にも配慮し、食物繊維もしっかりと考慮すべきとあります。
普段の食事、タンパク質、脂質、食物繊維、バランスよく摂れていますか?

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隠れた飢餓

“飢餓”と聞いて、昔や発展途上国の話だと思っていませんか。

そしてこの飢餓の状況が毎年増加傾向にあるのもご存知でしょうか。

飢餓の原因は、量の問題も一つありますが、もう一つ食料の質の低さが栄養失調の隠れた飢餓の要因として問題となっています。

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 発展途上国では摂取源そのものが不足しているが、先進国では有り余る供給源にも関わらず、どの様な食材にどういう栄養素が含まれているのかを知るものが少ないため、摂取不足が発生している。

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健康で長生きを目指すのであれば、食材の質、バランスを考え、不足しがちな微量栄養素を日頃からサプリメントとして少し多めに摂り入れる栄養保険の考え方が、健康で長生きに繋がるのではないでしょうか。

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