体内の構成物質や代謝物質は(栄養素も含めて)すべて化学物質で、
この化学物質の由来は天然であっても合成であっても、
構造も働きも(毒性があれば毒性も)全く同じです。
天然由来でも有害なものは多々あります(稀ですが農薬や
重金属で汚染されているケースも報告されています)。
すべて天然素材で製造されたサプリメント(最近はほとんどありません・・・
すべての素材を安全な天然資材で確保するのはほぼ不可能です)は、
聞こえはいいのですが、ロット差も大きく、何よりも製造コストが割高になります。
いっぽう、適宜化学合成の栄養素も取り入れたサプリメントはロット差がなく、
製造コストも(天然由来に比べると)低く抑えることができますし、安全です。
ちなみに、天然由来のメリットを挙げるとすれば・・・、夾雑物(ファイトケミカル
などがどうしても含まれる)が含まれ、それが体にいい働きをすることが考えられます。
ただし、それは、あえてファイトケミカルを別に加えることで十二分に補える
メリットなので、何が何でもすべて天然素材由来・・・にこだわる
必要性は全くないのです。