果物は、ジュースにして摂るのがベスト?
No
あれ!?果物をジュースにして摂るのはよくないとは意外ですよね。
果物の摂取と糖尿病の因果関係の研究報告が2013年にハーバード大学公衆衛生学教室が発表した大規模(約18万人)な研究結果がありました。(詳細は下記)。
Fruit consumption and risk of type 2 diabetes: results from three prospective longitudinal cohort studies BMJ 2013; 347 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f5001 (Published 29 August 2013) Cite this as: BMJ 2013;347:f5001
結論から申し上げますと・・・
果物の摂取量(種類も含めて)が多いほど糖尿病のリスクは低下しています(メロン以外)が、同じ量の果物をジュースにすると・・・、摂取量が増えれば増えるほど、逆に糖尿病のリスクが上昇したのです。
同じ果物を摂るにも摂り方によっては効果が違ってくるとは面白いですね。
まとめ
- 果物は基本的には身体にいい。(常識外れに大量摂取すればNGですが)
- 果物はそのまま食べるのがいい。(食物線維を除かずに)。
・・・できれば皮ごと摂ったほうがポリフェノールの損失もすくないのでベター(これはe-クリニックスタッフ 岡本医師の意見) - ジュースにすると(食物線維などが除かれてしまい、GI値も高まり)身体に悪くなる可能性も否定できない。
・・・少なくともジュースの大量摂取は控えたほうがいい。
意外にスムージーの方がいい
果物に限らず、食物にはなべて、良いところもあれば悪いところもあります。 その食物の良いところをうまく引き出すよう、摂り方、摂る量、摂るタイミング・・・など、ポイントをしっかりとおさえておく必要がありますね。一元的にこの食物が良いとか悪いとか、あるいはいいものだからたくさん摂ればいいとか・・・という考えは、かえってリスクを高めてしまうかもしれません。
e-コメントホームページより一部抜粋
http://e-comment.jp/modules/contents01/index.php?content_id=177