ビタミンCは、体内で作られるので積極的に摂らなくてよい?
No
圧倒的に大多数の哺乳類・鳥類・爬虫類は肝臓か腎臓でビタミンCを作ることができます。
しかし、人や霊長類は作ることができません。
これは一つの仮説ですが、2500万年前の地球は温暖期でビタミンCを豊富に含む植物が繁栄していました。
そのためか人および霊長類の祖先は、ビタミンC生産能力が低下していったのです。
そして、ビタミンCを産生するのに必要な最終酵素L-グロノ-γ-ラクトンオキシターゼを欠損する突然変異を起こしたと推測されています。
その結果、子孫はビタミンCを作る機能を働かせる負担がなくなりました。
すると生存上で有利となり、少量のビタミンCで生命が維持でき欠乏症を回避できる様になったのです。
しかし、その少量のビタミンCさえ補えないと、心臓疾患・高血圧症・脳卒中・および
アテローム性動脈硬化症などだけでなく、ガンを含む循環器疾患も可能性があります。
ビタミンCをしっかり補うことは、これらの疾患を減らすことにもなるのです。
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