ビタミンCには、水溶性と脂溶性の2種類がある?
Yes
ビタミンCは、皆様もご存知の通り水溶性のビタミンで野菜や果物から体に取り込まれても、長く体内に留まることができず、多くは2-3時間で尿として体外に排出されてしまいます。
この一般的な水溶性ビタミンCに飽和脂肪酸(脂質)であるパルミチン酸を結合させることでビタミンC誘導体となり、体内残存時間が24-48時間と長くなったものが『脂溶性ビタミンC』と呼ばれています。
体内残存時間が24-48時間と長くなることで、体内への吸収が早いビタミンCの性質を持ったまま、体が必要とするまで脂質の細胞膜に蓄積され、ビタミンCを無駄なく効率的に使用できるという特長があります。
『水溶性ビタミンC』 『脂溶性ビタミンC』、いずれもメリット、デメリットがあります。
『水溶性のビタミンC』は非常に安定性が悪く、壊れやすいと言う性質を持っており、体内での滞在時間が短いと言うデメリットはありますが、水溶性であるため即効性があり、安価であることが最大のメリットです。
逆に『脂溶性ビタミンC』は水溶性と違い即効性はありませんが、ゆっくりじっくりと浸透し、奥までその成分が行き渡ります。
水溶性は皮脂膜を通りぬけることは困難ですが、脂溶性であれば同じ油分のためそこを難なく通過することもできます。
そのため、角質層や真皮まで効率よく吸収されます。
また、安定性も高く、水溶性より持続性も長いとされており、保湿力においても優秀な効力を持っています。
が、原料価格として水溶性ビタミンに比べて十倍近く高いと言うデメリットがあります。
ビタミンCの最低必要量は、男女とも一日100mg程度ですが、ビタミンCはストレスや強い感情の起伏で一瞬に消失すると言われています。
健康で過ごすためには最低800mg以上は必要と言われていますので2種類のビタミンCをうまく摂ることでこの夏を乗り切りたいですね。
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