ルミナコイドという用語や概念を知る人は、どのくらい居るでしょうか?
このルミナコイドという用語は、日本食物繊維学会が食物繊維を包括した概念として提唱している新しい造語で、luminal(消化管腔内のという意味)、accord(調和)、-oid(-のようなもの、-質の)の3つの単語を合成して作られている。
このルミナコイドに含まれる成分は、旧来の狭義の食物繊維である非デンプン性多糖とリグニンに加えて、オリゴ糖、糖アルコール、デンプン性のレジスタントスターチや難消化性デキストリン、レジスタントプロテインなどを包括している。
また、特殊な機能を示す希少糖(D- プシコース,D- ソルボース,D- タガトースなど)も対象となっている。
このように、「ルミナコイド」は高分子炭水化物に限定せず、高分子から低分子までの炭水化物やタンパク質などを包括しています。
ルミナコイドの分類
ルミナコイドの定義は「ヒトの小腸内で消化・吸収されにくく、消化管を介して健康の維持に役立つ生理作用を発現する食物成分」とされ、現在ルミナコイドの研究はプレバイオティクスとしての機能ならびに腸内細菌を介した健康の保持・増進や疾病の予防・回復など広く研究されています。
参考:日本食物繊維学会誌、Newsletter
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