Q28.免疫力を上げるためには腸内環境の善玉菌だけを増やせば良い?

クイズ

免疫力を上げるためには腸内環境の善玉菌だけを増やせば良い?

答え

No

解説

腸内環境を正常に保つ為に、
悪玉菌よりも善玉菌を優勢にしておくことが大事ではあることは周知のとおりですが

では、
善玉菌だけが増えれば良い・・・という訳ではありません。

腸内には膨大な量の腸内細菌が棲んでいます。
菌を大きく分類すると、乳酸菌などのような善玉菌、ウェルシュ菌などのような悪玉菌、そしてどちらにも属さない中間の日和見菌に大別されます。

健康な方の腸内では善玉菌日和見菌悪玉菌=2:7:1のバランスで維持されています。

ポイントは善玉にも悪玉にもなりうる・7割を占める日和見菌!!

日和見菌善玉菌悪玉菌の優勢なほうと同じような働きをします。

腸内環境を整えるうえでこの3つのバランスが非常に大事です。

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Q27.美肌と腸内環境には密接なつながりがある?

クイズ

美肌と腸内環境には密接なつながりがある?

答え

Yes

解説

ストレスや睡眠不足、乱れた食生活で肝臓が疲弊し、腸内フローラの悪玉菌が増加します。

悪玉菌が増えすぎると腸内に残った食べカスなどが腐敗し、硫化水素やアンモニアなどの有害物質が発生します。

きちんと処理できなかったこれらの有害物質は、大腸から毛細血管を通じて全身を巡り、『肌荒れ』『吹き出物』『くすみ』『シミ』の原因になります。

こういった状況を改善する手助けをするのが、プロバイオティクスと言われる微生物たちです。
腸内フローラを整え、善玉菌を増やすことで悪玉菌の増加による肌荒れを防ぎます。

更に、腸内環境を整えることで、免疫力がアップしたり、代謝が高まったりする効果があると言われています。

腸内環境を整えることは、免疫力アップ+美肌+代謝が高まる(アンチエイジング)と一石三鳥 ですね!!

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e-クリニックミニセミナー9/26(土) 「薬を減らす方法」田中一医師

e-クリニックのミニセミナーが9月26日(土)に開催されます。
今回は薬に関してのお話。
この機会に今飲んでいる薬をどう減らせば良いのか医師のポイントを聞いてください!!

9月26日(土) 14:30~
 『薬を減らす』方法
 講師:田中一医師
 参加費:500円
 会場:e-クリニック(アクセスマップ


お申込み方法や詳細>>


 (田中医師より)

診察室で患者さんから、 「薬が嫌い」 「薬を飲みたくない」 「薬を減らしたい」
という言葉をよくお聞きします。 お気持ちは、よくわかります。

でも今、現に、薬の恩恵を受けている方が、こうおっしゃると、 薬の開発や品質維持などの大変さを少しは知っている私は、 「薬って、悪者にされていてかわいそうやな」とも、思います。

飲んでいる方の、健康に役立っているのに。 特に漢方薬の原料の確保や品質チェックは、本当に大変なのです。

だから、健康の意味と、薬の使い方を、すべての人に 正しく理解してもらいたいと考えました。

薬は「意識的に減らす」のではありません。 正しい方法であなたの肉体を改善し、薬が不要な状態に近づけていく。

これが「改善」であり、「治っていくこと」であり、 その結果、必要な薬が「減っていく」のです。


 

熱い田中先生のメッセージ(動画)>>

お申込み方法や詳細>>

Q26.必要な栄養素はスーパーフードを積極的に摂っていれば充分である?

クイズ

必要な栄養素はスーパーフードを積極的に摂っていれば充分である?

答え

No

解説

スーパーフード(スピルリナ アサイー カカオ ココナッツ チアシードなど)とは、 
一般の野菜や果物よりビタミン、ミネラル、アミノ酸、などの成分を多く含み、食物繊維やポリフェノールなども豊富で1つで多くの栄養素を含んでいる食材として、メディアでもダイエットや美容にと取り上げられていますが…

結論から申し上げて・・・

ビタミン・ミネラル・ファイトケミカルなどの栄養素は、単体ではなくトータルで摂るのがベストではないでしょうか

例えば
<<チアシード>>
主にメキシコなど中南米で栽培されている果実の種で、 栄養価に富んだスーパーフードと言われていますが・・・

米国の栄養分析によれば、
乾燥チアシード1食分(28g)は137Kcal 炭水化物12.3g、脂質8.6g、タンパク質4.4gを含み、 炭水化物の大部分は食物繊維です(10.6g)。
また脂質の大部分は不飽和脂肪酸(6.5g)で、そのうちオメガ3が4.9g含まれます。
その他にミネラル(カルシウム、リン、カリウム、マンガンなど)や 抗酸化フィトケミカル(カフェイン酸、クロロゲン酸、ミレシチン、ケルセチンなど)が含まれています。

米国の分析に従えば10gの乾燥チアシードにはオメガ3が1.75g含まれる計算になりますが・・・

含量=吸収量ではありません!!

豊富に含まれる食物繊維は脂質を吸着し、吸着された脂質はそのまま排泄されます。
つまり吸収できる脂肪酸は分析値よりずっと少なくなります。

チアシードは「オメガ3源」と考えず「食物繊維源」と考え、その他おまけで多少の良い成分がついてくるものだと考えるたほうが良いようです。

スーパーフードの有効性については、欧米で認められている食品であっても世界基準ではないことにも注意が必要だといわれています。
それを踏まえて、スーパーフードを単体で使ったり、闇雲に使うのではなく、自分の健康状態に応じて適宜選んではどうでしょうか。

e-クリニックスタッフ薬剤師の安西英雄氏も下記の様に言っています。
「1食品にのめり込むのはとても不自然な行為で、特殊な事情がない限り、
私はお勧めはしません。
スーパーフードは、日々あれこれ食べる植物食品の1つという普通の位置づけで良いと思います。」

「e-クリニック2015春季セミナーDVD」発売!

2015年4月25日に神戸で開催されたe-クリニックセミナーのDVDが発売されました!

「最近健康に自信がない・・・」と感じるあなたはもちろんのこと、
「今は健康かな?」と思っているあなたにもお奨めのDVDです。

 

dvd-05『ガン体質を改善するには』
e-クリニックスタッフ医師 沼田 光生
   販売価格:¥2,750 +税

 

ダイジェスト版(youtube)

「eプロバイオミン」サンクス価格にてご提供(8月末まで)

永らくご愛顧頂きましたe‐クリニックオリジナルサプリ「eプロバイオミン」のサンクス価格でのご提供は、2015年8月末日までです。

※「eプロバイオミン」は在庫が無くなり次第、販売終了となります。
※「eプロバイオミン」販売終了後は、「eプロバイオミンα」をどうぞご利用下さい。

 

★ サンクス価格

「eプロバイオミン300粒」を30%OFFのサンクス価格にてご提供いたします!(2015/8/31まで)

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eプロバイオミン(300粒入り)
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Q25.脂肪(脂質)は、肥満の原因となるので出来るだけ摂らないほうがよい?

クイズ

脂肪(脂質)は、肥満の原因となるので出来るだけ摂らないほうがよい?

答え

No

解説

三大栄養素(糖質・タンパク質・脂質)のひとつである脂質を全く摂らないというわけにはいきません。
過剰摂取やよくない脂質を摂取していることが生活習慣病の一因となっています。


脂肪(脂質)と称されるものは多数あります。
脂肪(脂質)は分子構造の違いにより以下のように分類されます。(下図参照)

大きく2つ 
常温で固形のもの=【飽和脂肪酸】 と 液体のもの=【不飽和脂肪酸】

【飽和脂肪酸】は総じて摂取過剰ですので気を付けてください。
 悪玉コレステロールの増加の一因ともいわれています。

【不飽和脂肪酸】には【一価不飽和脂肪酸】【多価不飽和脂肪酸】があり


【多価不飽和脂肪酸】はヒトが体内で他の脂肪酸から合成することが出来ない為
食物として摂取する必要のある脂肪酸です。=≪必須脂肪酸≫

脂肪酸

 ≪必須脂肪酸≫オメガ6系(n-6系)オメガ3系(n-3系)に分けることができます。

オメガ3系も6系もいずれも必須ですが、バランスが大切です。
 
オメガ6系は、少なくとも日本人は普通の食事をされていれば足りています。
むしろ近年では摂りすぎになっていますので注意しましょう。

反して、オメガ3系の摂取は不足していますので、
積極的に摂取する必要があるでしょう。


オメガ3をサプリで摂るなら・・ eオメガスリーα

関連記事 >>>オメガ3の特徴

プロバイオティクスとは

プロバイオティクスとは

乳酸菌飲料などのCMで「プロバイオティクス」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

実際、そのおかげで名前は流通するようになったのですが、「プロバイオティクス=乳酸菌」などという誤った認識が広まっているのも事実です。
プロバイオティクスとは、簡単に言えば腸内で活躍する有益な微生物のことですが、
それだけではなく、酵素や核酸などのタンパク質、オリゴ糖や食物繊維などの「腸内細菌のエサ」 になるものまでを含めた総称です。

プロバイオティクスは、腸内に入ると善玉腸内細菌の活性を高め、あるいはそれ自体が活動をすることで、
人間の体内に有用な物質を生産することが出来ます。

 

「プロバイオテクス」関連の商品として、特定保険用食品(トクホ)の70%近くが乳酸菌関連の整腸製品で、トクホ以外のサプリメントでも、乳酸菌関連のものが大きなウエイトを占めているのが現状です。
しかし、理論的にはすばらしくても実際にすばらしいプロバイオティクスは非常に少ない、というのが実感です。

「プロバイオティクス」をうまく活用することで腸内環境を整えることが健康増進へのはじめの一歩!!ではないでしょうか


ベストチョイスのプロバイオテクスの詳細を見るのは<<こちら>>

 

 

 

 

プロバイオティクス

 今はまさに『セルフ治療』の時代

みなさんの健康に対する意識は高く、今はまさに、自分のからだは自分で守る”セルフ治療”の時代です。
最近注目の”オプティマルヘルス”を実現しそれを保つためにも”セルフ治療”は必須と言えます。

その一方で、巷にあふれる情報に惑わされ、何が正しいのか自分で判断できない方が多いのも事実です。したがって、的確に判断できる目を養い、信頼に足る情報源を確保することが重要なポイントです。 

 まずは、腸能力に注目

”セルフ治療”を行っていく上で、最初に注目すべきポイントが1つあります。
そう腸内環境です。腸内環境は重要な健康のバロメーターです。

http://e-comment.jp/uploads/photos/29.gif 腸は自立して機能している

腸は原則として自分で考えて機能しています。腸にある神経細胞(ニューロン)の数は1億以上で、この数は脊髄全体に存在する神経細胞の数より勝っています。ある意味、腸は立派な神経器官と言ってもいいくらいなのです。

私たちの生命は、外界から物質を取り入れて維持できていますが、何を取り入れ、何を排除するかという判断は生命の根幹にかかわる極めて重要な問題です。その役割を一手に引き受けて機能しているのが腸ということになるのです。

http://e-comment.jp/uploads/photos/29.gif 腸管こそが最大の免疫器官である


また全身のリンパ球の約60%は腸で働いています。そして抗体の60%は腸で作られているのです。
つまり、腸は私たちの免疫を司る重要な器官でもあるのです。
実は花粉症、気管支喘息、アトピーなどのアレルギー疾患のなりやすさは腸の環境に大きく左右されることが明らかになっています。
まだ明解には証明されていませんが、がんをはじめとする慢性疾患のほとんども、おそらくは腸の環境の如何によって、その発病率や治癒率が大きく影響されているという意見もあります。
また、腸では数多くの神経細胞や、免疫細胞が機能しています。
その上、腸管内には100種類以上もの微生物が棲んでいるのです。

数にして100~300兆個、量にして1キロにもなりますが、こんなにも多くの微生物が私たちと共生しているのにはそれなりの意味があるはずでしょうし、彼らの動静が私たちに深く影響を及ぼしているに違いありません。
したがって安易に抗生物質などで腸管をずたずたにしてはいけないのです。
抗生物質によってほとんどの腸内細菌は死滅してしまいますので、心身へ及ぼす悪影響は少なくはないはずです。

腸の調子はまさに全身のバロメーターだと言っても過言ではないのです。 
ただ、多くの方の腸の調子はあまりよくはないというのが現状です。
脂肪・動物タンパク質の摂り過ぎ、薬の飲み過ぎ、野菜・果物の摂取不足や、発酵食品の摂取低下が腸の機能を低下させている主な要因となっています。
それは、アレルギー、がんをはじめとして、多くの慢性疾患が増えている現状とも見事に符合します。 


ものすごい腸能力の機能を適正に保つためには、もちろん食習慣を是正することが最優先なのですが、「プロバイオティクス」をうまく活用することも非常に賢明な考えだと思います。 

プロバイオティクスとは


乳酸菌飲料などのCMで「プロバイオティクス」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。実際、そのおかげで名前は流通するようになったのですが、「プロバイオティクス=乳酸菌」などという誤った認識が広まっているのも事実です。 
プロバイオティクスとは、簡単に言えば腸内で活躍する有益な微生物のことですが、それだけではなく、酵素や核酸などのタンパク質、オリゴ糖や食物繊維などの「腸内細菌のエサ」 になるものまでを含めた総称です。 


このプロバイオティクスは、腸内に入ると善玉腸内細菌の活性を高め、あるいはそれ自体が活動をすることで、人間の体内に有用な物質を生産することが出来ます。

特定保険用食品(トクホ)の70%近くが乳酸菌関連の整腸製品で、トクホ以外のサプリメントでも、乳酸菌関連のものが大きなウエイトを占めているのが現状です。いかにみなさんの関心が高いかを示しています。
しかし、理論的にはすばらしくても実際にすばらしいプロバイオティクスは非常に少ない、というのが実感です。 
そこで、どのようなものが理想なのかを考えてみることにしました。 

ベストのプロバイオティクス


まず、結論から言いますと、以下の3つに注目しました。

http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif ENM(エンザミン) 
http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif SPEx(スペックス) 
http://e-comment.jp/uploads/photos/36.gif 
乳酸球菌(Enterococcus faecalis)


注目した理由は・・・

 安全性 
 基礎データ 
 実績 
 研究者の姿勢と人柄 
 e-クリニックの行った治験や実際の治療結果

次に、この3つの特長などを具体的に述べてみたいと思います。 

 ENM(エンザミン)

ENMとは赤澤一三博士らが開発した菌株を用いて作られた低分子ペプチドです。このENMはそれ以外にも低分子化した様々な物質を併せ持つ、興味深いプロバイオティクスです。

e-クリニックで行った治験(がん患者さんや健常者を対象に)でも優位なQOL(生活の質)の改善や代謝の改善(血行、体温)、免疫能力の是正を認められています。

すばらしいENMなのですが、1つ足りない点があります。それは免疫機能や細胞間のコミュニケーションなどに係わると言われる、オリゴ糖や菌体成分が不足していることです。

 SPEX(スペックス)

発酵学者、矢ノ師正義氏が、長年発酵に携わり研鑚を重ね開発した最新のプロバイオティクス(シンバイオティクス)です。
このSPExは従来の有用微生物菌(納豆菌類)を、新たに工夫を加えた独自の培養培地で発酵させることにより産生されるプロバイオティクスで、低分子レバンオリゴ糖、ペプチド(低分子)を豊富に含みます。

有用微生物菌株を、従来よりも長期発酵、長期低温熟成させ、また純粋培養によってより増殖させ、低分子化した発酵生産物(SPEx)を多量に作らせます。このSPExには、発酵エキスだけでなく、有用微生物菌株(死菌)を含む培養残渣もすべて含まれます。実はここが1つの大きな特長なのです。つまりSPExは、プロバイオティクス(菌体そのもの)だけでなく、レバンオリゴ糖が持つプレバイオティクスに加えて、死菌や培養残渣などが含まれたシンバイオティクスです。


 乳酸球菌 

乳酸菌を多く摂取する人たちが元気で長生きをする、ということは周知のところですが、乳酸菌という名前の微生物(細菌)がいないことは意外に知られていません。糖類を発酵して乳酸を産生する微生物を総称して乳酸菌と呼んでいるのです。
ビフィズス菌、ラクトバチルス菌、そしてカスピ海ヨーグルトで有名なクレモリス菌も名前は違っていても同じ乳酸菌の仲間です。

その中でも、免疫賦活能力の高さに重点に置き、ある乳酸球菌(Enterococcus faecalis)の死菌に注目しています。

なぜ死菌かというと・・・

 生菌を摂取したとしても大半が胃酸によって死滅する。 
 乳酸菌の生死は効果にほとんど影響がない。 
 むしろ生死の如何にかかわらず菌数によって効果が左右される。
 死菌のほうが圧倒的に大量の乳酸菌を摂ることができる。 

死菌では一日に必要な、兆単位の数を確保するのもそれほど難しいことはありませんが、生菌で兆の単位の乳酸菌を摂ろうとすれば10リットルくらいのヨーグルトが必要といわれています。 

ベストミックス、「複合プロバイオティクス」

 「ENM(エンザミン)」「SPEx(スペックス)」「乳酸菌」、この3つを合わせたものはベストミックスと考えています。
目下のところ史上最強のプロバイオティクスということもできるかと思いますが、より正確に表現するとすればプロバイオティクスをはるかに越えたものではないかと自負しています。

私は、このベストミックスを「複合プロバイオティクス」としてご紹介させていただいていますが、我々のパイロットスタディ(表参照)では以下の効果を確認しています。

便秘の改善や食欲不振の解消 
体温の上昇 
白血球数の上昇 
リンパ球数の上昇
ヘモグロビン値の上昇

 このパイロットスタディでは、「複合プロバイオティクス」が、便秘や食欲不振の解消、代謝の促進、貧血の改善、免疫力の向上に効果が期待できることを示唆しました。

理由の1つとして、「複合プロバイオティクス」による、腸内環境が著明に改善されたことで、便秘や食欲不振が解消され、結果全身の栄養が向上したためと考えています。また、体温の上昇は「複合プロバイオティクス」の代謝是正の効果を示唆しています。ちなみに別のパイロットスタディでは、軟便(下痢)傾向のある方は、その症状の改善を確認しています。

<白血球数>



<リンパ球数>



<ヘモグロビン>



<体温>



<便秘の症状の変化>

 

オメガ3の特徴

オメガ3(ω3、) ・・・ EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)

脂肪酸は大きく分けて必須脂肪酸とそうでない脂肪酸にわけることができます。
さらに必須脂肪酸はオメガ6系オメガ3系に分けることができます。

「オメガ」という言葉がなんか難しそうですが、要は脂肪酸のはしっこの炭素基(C)から数えて、何番目の炭素基(C)から2重結合がはじまるかということなのです。
3番目からはじまるものをオメガ3(n-3)、6番目からはじめるものをオメガ6(n-6)と呼びます。

オメガ3とオメガ6は、交感神経と副交感神経との関係のように、互いに作用が拮抗していて、細胞内のシグナル伝達系に作用し体内の調整を司っています。

オメガ3系 : αリノレン酸 http://e-comment.jp/uploads/photos/31.gif EPA http://e-comment.jp/uploads/photos/31.gif DHA
オメガ6系 : リノール酸 http://e-comment.jp/uploads/photos/31.gif γリノレイン酸 http://e-comment.jp/uploads/photos/31.gif アラキドン酸
     (http://e-comment.jp/uploads/photos/31.gifの順に代謝されていきます)

オメガ3系も6系もいずれも必須ですが、肝心なのは両者の比率(バランス:オメガ3/オメガ6)です。
がん患者さんもそうですが、現在人の多くはこの比率がアンバランスになっていて、相対的にオメガ3不足になっています。
したがって、オメガ3系を積極的に摂取することが必要ですし、自己治癒力を高めることにつながります。

オメガ3にはいろいろな生理活性がありますが(反対の作用がオメガ6と考えていいと思います)代表的なものを列記してみます。

   がん細胞の増殖抑制
   腫瘍血管の新生を阻害
   がんの発生予防
   再発転移の予防
   抗がん剤の効果を増強
   抗がん剤の副作用を軽減
   悪液質の改善
   炎症反応、アレルギー反応を抑える
   血栓形成や動脈硬化を抑える
   心筋梗塞のリスクを下げる
   脳梗塞のリスクを下げる
   頭をよくする
   うつ症状を改善する
   血圧を低下させる

http://e-comment.jp/uploads/photos/35.gif 肉 or  魚

肉にはアラキドン酸などのオメガ6系の不飽和脂肪酸が多く含まれています。したがって肉を多く摂取すると体内ではプロスタグランジンE2などの産生が増え、がん細胞の増殖・転移、腫瘍血管の新生などを促進し、がん細胞のアポトーシス(細胞死)を抑制することになります。
いっぽう、魚を摂取すると、魚に多く含まれるDHAやEPAなどのオメガ3系の不飽和脂肪酸が、逆の作用で、がん細胞の発生や再発・転移を抑えることになるのです。


http://e-comment.jp/uploads/photos/35.gif 魚 or サプリ

上記の点で、肉よりも魚に軍配があがりますが、大量に魚を摂取することにも厳密に言えば問題がないわけではありません。それは昨今の重金属汚染などの問題です。したがって、安全にオメガ3を摂取するには、天然サプリから相当量を摂取することは意義のあることだと思います。